種類:平城
築城年代:初見は1471年
館林城は、築城時期や築城者については、江戸時代になって書かれたもののなかに、「赤井照光」によって築かれたとするものがある。「狐の尾曳伝説」と相まって広く知られているが、実際には築城時期や築城者を明確にした築城当時の記録は現在まで発見されていない。文章による初見は1471年に上杉軍が攻略したというのが初めてである。
その後、越後の上杉氏や甲斐の武田氏、小田原の北条氏による三つ巴の攻防のなかさまざまな大名が城を支配した。1590年に徳川家康が関東入封にしたがって、榊原康政が城主となった。五代将軍徳川綱吉がこの地より輩出されたことで幕府の重要な要の城として扱われた。