1890年、東山山麓に完成された、1912年に延伸された琵琶湖疏水分線沿いの桜並木の散策路(若王子橋から浄土寺橋の間約1.8km)である。近隣には世界遺産の銀閣寺をはじめ、著名な社寺が点在し、京都の伝統的な歴史や文化が今も息づいている。 1968年地元住民の熱意あふれる環境保全整備の声に、京都市が応え、散策路として1972年に完成した。以来、住民や上下水道局による献身的な清掃や保全整備が図られ「春の桜」「夏の蛍」「秋の紅葉」「冬の雪景色」など、四季折々に市民や観光客の方々に、憩の場として喜ばれている。