月不見の池周辺の巨岩は、巨大な地すべりによって壊れながら滑り落ちてきて、この池の周りに落ち着いている。池は、巨岩の隙間の湧き水で、雨水や川の水が大地にしみ込んで、地価のすべり面にそって流れ下ってきたものである。非常に透明度が高く冷ややかで、住民の飲み水に使われている。 池の水面は、季節によって上下する。雪解けの時期には、地下水が豊富に流れ下るので、一番高く、夏から秋へかけて次第に低くなっていく。