例祭:10月
山宮浅間神社は、富士山そのものを神として祀った場所といわれ、浅間大神として現在の富士山本具浅間大社に遷されることで山宮と言われるようになった。富士山信仰の中でも最も古い神社と考えられる。境内には本殿がなく、富士山を直接遥拝するために遥拝所があり、古代から富士山の祭祀の形が今も息づいている。
神社の創建年代は不明。社伝によれば山宮に遷される前、山足の地へ浅間大神を祀り、その後日本武尊が山宮の地に祀ったと伝えられる。
かつては、富士山本宮浅間大社の春秋の大祭前日に、大社の祭神が山宮を訪れる山宮御神幸が行われていた。この行事に使用された、行路を御神幸道と呼ばれていた。